異常気象に備えて・2021

 異常気象に備えて・2021 

今年、2021年7月は連日30℃超えの高温の異常気象でした。
遡る2018年の7月、2016年8月は繰り返す線状降水帯の大雨の脅威にさらされました。
私たちはこのような、過去に経験したことのない異常気象に備えて行かなければなりません。とは、言うものの

 過去の出来事を、記憶の片隅から「記録」へ・・

2018年7月4日の朝の、菊水区、出雲大社裏の河川敷はどうなっていたでしょう。
石狩川の河川敷堤防の様子を、阿部進一菊水区副区長(現区長)が
状況を撮影されていましたので、改めて振り返りましょう。

これは、今からわずか3年前の2018年7月3日、12:00 の 気象協会のホームページです。


北海道付近は太平洋高気圧の縁に当たっており、湿った空気が入りやすく雨雲の通り道となっています。気象衛星ひまわりの画像では、その様子が良く分かるのではないでしょうか。
大雨をもたらせた雨雲は北海道の東へ抜けましたが、津軽海峡の西には次の雨雲の塊が見られます。また西日本には台風本体や台風を取り巻く活発な雨雲が控えています。
津軽海峡付近の雨雲は今夜から明日4日にかけて北海道を通過します。また台風やそれを取り巻く雨雲は明日4日夜から明後日5日に北海道付近に接近する恐れが出てきています。
と、コメントされていました。

2018年7月4日の朝の、菊水区、出雲大社裏の河川敷はどうなっていたでしょう

河川敷堤防の様子は、阿部進一菊水区副区長(当時)が状況を撮影されていました。
石狩川が増水して河川敷のサッカー場の中より、堤防の淵まで迫っています。辺り一面水蒸気で埋め尽くされ、徳富川では逆流も始まっており、とても危険な状況でした。

辺り一面水蒸気で埋め尽くされています

2020年7月3日以降に熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した集中豪雨では、線状降水帯が長時間居座っていたのですが。同じことが北海道でも起こるのです。
ハザードマップでは、菊水区の1000年に一度の洪水状況が示されていますが、明日が1000年目なのかもしれません。今一度、「何を準備して」「どのタイミングで」「どこに逃げるか」を考えておくと、いざという時にあわてずに行動することができると思います。