「十津川の大踊」、ユネスコの無形文化遺産に登録見通しに

十津川の大踊」とは

十津川村には、室町時代に流行した風流踊りの流れをくむ「大踊り」と呼ばれる盆踊りが今に伝えられています。

現在では小原・武蔵・西川の3地区ごとに、それぞれお盆の13、14、15日の夜、浴衣を着た老若男女が扇を手にし、大きな房を付けたバチで太鼓を打ち、音頭とりの名調子に合わせて踊ります。[写真は村教育委員会提供]

この3地区に伝わる踊りは、風流踊りの典型例の一つとして芸能史上注目すべき点が多いとの理由から、「十津川の大踊」として国の選択無形民俗文化財〔1974(昭和49)年〕、国の重要無形民俗文化財〔1989(平成元)年)に指定されています。